秘密の恋

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『あ、祐樹オッハヨ~!!』 『おぉ、おはよう亜弥』 『おはよう祐樹~!』 相変わらず女子から人気だな次から次えと挨拶されて、俺が男じゃなかったらこんな思いしなくてすんだのにな 自分もそんなことを考えながら教室に入った 「はぁー」 ため息をついたらまた誰かに背中をおもいっきり叩かれた 「なぁにデカイため息ついてるんだよ!」 痛たー!!何なんだ次から次えと! 俺の背中に何か恨みがあるのか!! 「痛いなー何するんだよ!」 「然程痛くないだろ全然力入れてねえぞ」 後ろにいたのは柘未だった お前の全然は痛いんだよ!! 「そっかそっか里久ちゃんは小さくてか弱いから痛かったか~」 「お前なぁ打つぞ!」 こいつは昔から俺のことをからかって遊ぶ 身長が小さい俺は小学校の時からよくからかわれていた そんなときに助けてくれたのが祐樹だった 「おい、柘未! あんまり里久のこと苛めるなよ!!」 「え~別に苛めてねぇよ! 俺たち仲良いもん!」
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