自由のない私

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要「よしよし、いい子だ…」 そう言いながら私の頭をガシガシと撫でる 撫でられた時は必ずニコッと笑う 夢「……ニコッ」 そうしないと 私が笑うまで暴力という雨が降り止まないから 午前8:10 要「じゃ、仕事に行って来るね?夢」 夢「いってらっしゃい」 彼は仕事に行った 私の自由が無くなったのは 私がまだ中学2年のころ 母と父は離婚して 私が高校1年の夏頃 母は要と再婚した そして その年の冬に母は死んだ
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