思い出がない少年─東城貴哉

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「……玲奈か」 玲奈がすぐそばに来たところでやっと口を開いた。その声は冷静で悲しい気持ちにさせるような声だ。 「またサボって……まったく。今日は早く下校する事が決まったから教室に戻って」 呆れた口調で言って、背を向け教室に戻り。後から貴哉も教室に戻った。
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