さあ、物語の始まりです

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side紫音 こんにちは。始めまして。 私、丘青学園(キュウセイガクエン)高等学校1年C組の北條 紫音というものです。 今、お兄ちゃんのお弁当を届けたところ、朔夜さんに一緒に食べようと誘われて自分のお弁当を取りに教室に戻っているところです。 分かってるってツッコミは無しでお願いします。 ドアを開けて教室に入ると、一人の女の子が私に話し掛けてきました。 「あっ!紫音どこ行ってたの?一緒にお弁当食べようと思ってたのにぃ!」 彼女は中ノ瀬 明里(ナカノセ アカリ)。 私の中学からの親友で、毎日お弁当を一緒に食べてます。 容姿は……女の私から見てもかなり可愛いです。 可愛らしくまとめられたサイドテールに、キリっとしつつも丸くて可愛い目。鼻も高くて、スタイルも良いんです。 「ごめんね明里ちゃん。お兄ちゃんにお弁当届けに行ってたんだ。それで今からそこの教室でお弁当食べようと思うんだけど……明里ちゃんも来る?」 「へえ~……てかウチも行って良いの?迷惑かかりそうだけど」 「大丈夫だよ!みんな優しいから。ほら行こ!」 そう言って私は明里ちゃんの手を引いていきました。
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