さあ、物語の始まりです

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「ただいま戻りました」 「おお紫音!お帰り。そっちの子は?」 「ぐへへ……またも美少女がき」 あ。司先輩が朔にぃに沈められました。何か変な音がした気がします。 南無です。 ふと周りを見ると、いつの間にかお兄ちゃんのことが好きないつもの先輩達も集まっていました。 「こんにちは!紫音と同じクラスの中ノ瀬 明里です」 「明里ちゃんか。紫音から話は聞いてるよ。紫音の兄の北條 大和です。よろしくね」 そう言ってお兄ちゃんは四人の先輩を落とした(であろう)笑顔を浮かべました。 ああ……四人がお兄ちゃんの隣で目をハートにしてます。 私的には朔にぃの笑顔の方が……はわわ!私は何を!? 「……そちらの先輩は?」 「はい!俺、湯浅 司って言います!趣味は」 「司うるさい。明里ちゃんは多分朔夜のことを聞いてるんだよ」 お兄ちゃんからそう言われた司先輩は、戦力外通告を受けた野球選手のような顔をしていました。 「ん?俺?ああっと……兵藤 朔夜っていいます。一応大和とこの馬鹿の親友……なのか?」 「「そこは断定しよう!?」」 お兄ちゃんと司先輩がハモりました。仲良しさんですね。
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