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でも……だからと言って、朔にぃのことだけは諦めたくない!
顔が可愛い訳でもないし、性格だっておどおどしてて暗いけど……
昔からいつも色んなことを諦めてきたけど、朔にぃだけは譲れない!
「……朔にぃは渡さないよ!明里ちゃん!」
「ふっふっふ……ウチもだよ紫音!てか紫音可愛い~!」
何故かライバル宣言の直後に明里ちゃんは私に抱きついてきました。
「あうぅ……苦しいよ明里ちゃん……」
「ま、おっぱいの大きさでウチの勝ちかな?」
それは言わないで!
……やっぱり限りなくAに近いBの私じゃ、明里ちゃんのDカップには適わないのでしょうか?
「やっぱり兵藤先輩も大きい方が良いですよね?」
「……?何が?」
「おっぱいです!」
明里ちゃん……ストレート過ぎだよ……
朔にぃがお茶を噴き出しかけ、堪えてから強引に飲み込みました。
「明里ちゃん……初対面の男に聞くことじゃないぜ……」
「え~!だって紫音も気になるでしょ?」
まあ……気になりますけど。
小さく頷くと朔にぃは困った表情に変わりました。
多分、私がフォローするものだと思ってたのでしょう。
甘い!甘いよ朔にぃ!
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