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side朔夜
困りました。ええ困りましたとも。
紫音ちゃんが連れてきた友達の明里ちゃん。彼女の質問はそれはもうとんでもないものでした。
「俺は巨乳も貧乳もいけるぜ!」
司。ややこしくなるからやめてくれ。
「ほら!湯浅先輩だって答えられるんだから兵藤先輩も!」
「俺をこの変態と一緒にしないでくれ……」
マジで司余計だよ。
ニヤニヤすんな気持ち悪い。
「やっぱ男の人は巨乳が好きですよね~!」
俺が必死に対処法を考えていると、突然明里ちゃんが抱きついてきました。
や、柔らかい……Dくらいか……?
まさかの急展開に身動きが取れない俺と、何故かこの世の終わりの様な顔をした紫音ちゃん。
「あ、あれがDカップ……!変形してるなんて……!」
紫音ちゃんが何か呟いているが聞こえない。
大方自分のそれとの差を見せつけられて絶望しているのでしょう。
「いや、とりあえず離れようか。それと俺は美乳派だ。形良ければ全て良し」
しかし俺は大和の様な主人公とは一味違うので、瞬時に冷静さを取り戻します。
しっかり質問に答えるのも忘れないのです。
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