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side朔夜
壮絶カオス空間(はぁと)な昼休みを終え、今は放課後。
例によって授業風景は割愛です。
つまんないでしょ?
「「「「「「一緒に帰ろう!大和!」」」」」」
こんなのも見慣れた日常の1ページですよ。ハッハッハ。
「うわぁ!今日こそ紫音をペロペロクンカクンカスーハーしながら帰ろうと思ってたのに!朔夜!助けて!」
「気持ち悪いから却下」
「ええ!?酷い朔夜……ってギャー!」
さてと……じゃあ紫音ちゃんを迎えに行きましょうかね。
実は大和が紫音ちゃんと一緒に帰れない時は(=毎日)俺が家まで送ることになっているんです。
もうね。紫音ちゃんが可愛すぎて心配らしいです。あのシスコン主人公は。
「兵藤君!何か一年生の子が呼んでるよ~」
そう言ってクラスの女子が声を掛けてきました。
「ん?一年生?」
「兵藤君やるねぇ。あんな可愛い娘捕まえて」
「オーケー誰が来たか分かった。ありがとね」
お礼にカバンに常備してある大和のコスプレ写真(執事ver)を渡すと女子生徒はオーバーヒートしました。
「朔夜さ~ん」
控えめに手を振る紫音ちゃんはそれはもう天使でした。
異論も反論も認めません。
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