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授業風景なんぞつまらんのですっ飛ばして昼休み。
俺は重大なことに気が付いたのです。
「やっべ……弁当忘れた……」
「マジか?じゃあ一緒に購買行かないか?」
「行きたい!俺も弁当忘れちゃったんだよね……」
司はいつも購買を使ってるから分かるんだけど……
「ん?大和も忘れたのか?いつも紫音(シオン)ちゃんが作ってくれてるじゃん」
「いや、朝から更紗が部屋に乗り込んできて……慌てて家を出たから忘れたんだよ……」
ま た か !
「てめえ大和!羨ましいぞこのや「お兄ちゃん!お弁当届けにきたよ!」
司の台詞を遮ってそう言ったのは
「紫音!」
彼女こそ大和の義妹である北條 紫音。
腰まである長い黒髪に血縁こそ無いものの、流石北條家と唸ってしまう、くりくりとした目が特徴の可愛らしい顔立ち。
成績も学年トップで、性格も引っ込み思案ながら優しく、気の利いた少女です。
「紫音。ありがとう!家に帰ったらお兄ちゃんがペロペロクンカクンカしてあげるからな!」
「き、気持ち悪いよお兄ちゃん……」
あの超絶イケメンの大和が変態シスコンに成り果てる位可愛いです。
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