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「なので、このXはこうなります。」
現在清蘭高校は数学の時間。
先生は前で説明し、他の生徒は真剣にノートを写す。
しかし一は机に頭を置いて、爆睡している。
「こら滝本、授業中だぞ、起きろ!!」
先生が歩みより耳元で怒鳴るが一は起きる気配がない。
「全く…もういい、授業進めるぞ。」
先生は諦めてまた教卓に戻り授業を再開する。
これが現在、一の普通の高校生活である。
中学時代は授業にまともに出た記憶もあまりないどころか、喧嘩ばかりだった。
いつもいつもトラブルだらけだったがその時はそれでいいと思っていた。
しかし今はこの緩い高校生活を満喫している。
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