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「うん、俺はやっぱりカレーが好きだ!」
一はおばちゃんから昼飯を渡してもらうとニコニコしながら荘一が昼飯を貰うのを側で待っている。
「ほんとカレー好きだな、お前がカレー以外頼んでるの見たことねーよ。」
荘一が軽く呆れてそう言うと
「1回ここのカレー食べてみろめっちゃ旨いから!それより早く食べたぜ。」
一が催促するとタイミング良く荘一に昼飯のラーメンが渡された。
「おう、わりーな席に戻ろうぜ。」
荘一がそう言って2人が歩きだすと
「どけ1年、邪魔だ!!」
後ろから何か怒鳴られたあと一は背中を思い切り蹴られ、ド派手にこけた。
「く、何だよいきなり…」
一は小さく呟いて顔を上げる
「あっ……!!!」
一の目の前にはカレーがぶちまけていた。
「大丈夫か、一!!」
荘一が一の横で座り込む。
「け、俺の邪魔になったからお仕置きだ!」
一を蹴ったであろう男がそう言うとそいつの周りにいる男5人程が爆笑した。
上履きの色からして3年生だ。
すると、
「てめえら……ぶっ殺す!」
一ではなく荘一がすぐに立ち上がり3年生軍団につかみかかった。
一も急いで立ち上がった。
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