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寓意物語
昔あるところに1人のピエロがいました。
毎日のように人に笑われ,何がそんなに面白いのかとぼやく人もいれば
そのお陰で私達が笑っていられるんだと感謝する人もいました
しかし,ピエロの目的は人を笑わせることではなく,自分自身を笑うことにあるのでした。
他人の笑い声に自分を重ねて日に日に卑屈になっていく。そこにピエロは至福を覚えました。
『もっと笑え!気が狂うほど!!』
ピエロは更に道化を演じ続けました。目的は,相変わらずです
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