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蛍火の華に手を伸ばす
愉しげに華は舞い踊る
女は静かに誘う十六夜月夜
こちらよこちら
おいでなさい
連られ行く道なりに
探した物がそこにあるかい
嗚呼、みてみなさいな
君の望みを
晴れた蛍火その奥に
見えた景色は最後の願い
蛍舞う里あの日のままに
汁は堪らず頬を伝う
お行きなさい
二十日の命を悔いなく生きよ
さあ、止まった刻の続きを
刻は
1185年3月4日から再び廻りだす
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