源氏蛍

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蛍火の華に手を伸ばす 愉しげに華は舞い踊る 女は静かに誘う十六夜月夜 こちらよこちら おいでなさい 連られ行く道なりに 探した物がそこにあるかい 嗚呼、みてみなさいな 君の望みを 晴れた蛍火その奥に 見えた景色は最後の願い 蛍舞う里あの日のままに 汁は堪らず頬を伝う お行きなさい 二十日の命を悔いなく生きよ さあ、止まった刻の続きを 刻は    1185年3月4日から再び廻りだすimage=464011755.jpg
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