~唯一無二~

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結「やっぱり知ってはったんや……」 夕「うん、中3の時に今みたいに翔を尾行してね……」 私は足を止め、下を向きながら言った 結「みんなを止めんでええの?」 結衣ちゃんの問いに私は頭を横に振って続けた 夕「私1人じゃどうにも出来なかった…… でもみんなになら、きっと出来る気がするの!! だからプルルルル、プルルルル 結衣ちゃんと話している途中で私のケータイが鳴った 夕「もしもし、麻由?」 麻「あっ、夕紀! そっちはどう?」 夕「うん、まだ平気! 翔にもバレてないし!」 麻「そっかぁ、このまま連絡を取っておきたいから また電話したらすぐ出てね!!」 夕「りょーかい!」 私はそう言って麻由との電話切った 結「ねぇ、夕紀ちゃん… 教えて!ニノ君はどこに行こうとしてはるの?」 夕「……翔を見て」 私がそう言うと、結衣ちゃんは翔のいる方を向いた 結「……お花屋さん?」 私たちは翔が花屋さんに入っていくのを見た 夕「結衣ちゃんはここら辺の地理はあんまり分からないからあれだけど、静君だったら分かるんじゃないのかな……?」 ー静・麻由sideー 麻「お花屋さんに何しに行くんだろう……」 静「………」 俺は隠れながら、壁に寄りかかり目を瞑って考えていた 静(ニノの妙な落ち込み…毎年…2月17日……花屋………この先の道………… ……!!!!!!!) 静「ま、まさか……!!!!」
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