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優「…………」
私は驚きのあまり何も言えなかった
黙っている私に翔は続けた
翔「あの時、俺は遥を守らなきゃって気持ちで一杯で…
優香のこと、何にも考えてなかった……
優香は強いやつだから1人でも大丈夫って、無意識のうちに思おうとしてた……
1秒も離れたくないくらい大好きなのに………」
翔は溜め込んでいたものを一気に出したかように、早口で言った
優「………おそいよ、ばか……………(泣)」
私は涙を流しながら、翔の背中に手を回した
翔「勝ってくれ……
勝って、またこうさせてくれ……」
優「うん、約束する……
絶対勝つよ………
だから…………」
私は少し翔に離れて、翔の顔を見て目を閉じた
翔は私が望んでいることが分かったのか、フッと笑い優しくキスをした
キスをした後も、私たちはずっと抱き合っていた
そんな中、ステージの方からピアノの音が聞こえる
おそらく遥が演奏しているのだろう
それでも翔はただ何も言わず抱きしめていてくれてた
それが私からしたら、たまらなく嬉しい
優「ねぇ、翔……」
翔「……なに?」
優「……………大好き////////////」
私はぎゅっと翔に強く抱きつきながら言った
翔もそれを見て、私の頭をなでて
翔「俺もだよ(笑)」
と笑顔で言った
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