優しさ

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私→ゆか 彼→親友の男子 2人とも高校生 「今度水族館行きたい!!一緒にいこっ!!」 私は元彼に振られてからずっと彼と遊んでいた。 彼は中学の時からのとっても仲良しな友達。 「いいよ。どこがいいか決めといてね」 彼はいつもそういって私に優しかった。 「今度花火大会いこっ!!」 「いいよ、一緒にいこう」 そうやっていつもいつも優しくしてくれた。 遊ぶ時はいつも私を優先してくれる。 いつも楽しませてくれる。 いつも笑わせてくれる。 エスカレーターに乗る時、必ず後ろに立って私を守ってくれる。 小さな気遣いをいつもしてくれる。 いつも頭をなでてくれる。 そしていつも可愛がってくれる。 「花火大会浴衣??」 彼はいつものメールでそう聞いた。 「そうしようと思ってるよ」 私は少しでも女の子っぽくしたくて浴衣にしようとしてた。 「楽しみだな♪ゆかは可愛いしスタイルが良いから絶対似合うと思うな」 私は思わず2度見してしまった。 顔がどんどん熱くなるのを感じた。 びっくりしたけどそれ以上に嬉しさがきた。 すごく嬉しかった。 友達として褒めてもらえて…。 花火大会の帰り道。 勉強の話になり、バカな私は彼に相談していた。 彼は優しく頭をなでながら励まして応援してくれた。 「ゆかなら大丈夫。俺でもできたんだから。勉強方法を少し変えてみればよくなるよ。中学の時みたいに同じレベルになれるから頑張ろうぜ」 彼のその言葉がとてもありがたくて元気をもらえた。
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