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桜舞い散る新学期、ついにこの時がきた
俺、主人公こと榊原 祐介ーサカキバラ ユウスケーは今日のこの時、この瞬間を待っていた
俺の隣にいる友もそう思っているに違いない
「なぁ……祐介……」
「どうしたんだい…かに味噌くん」
「いや、神谷 美園ーカミヤミソノーだから間違えないで」
頬を膨らませて睨まないでおくれハニー
ちょっとした冗談じゃないか
「そんなことより、ちゃんと見てたか?」
「新学期に遅刻までしてこちらに来たんだ、そこまでしたこの俺が見逃すとでも?」
「有り得ないな」
俺達が今いるところは学園の校門がよく見える位置
そして校門の前には二つの影…
ここまで言えばお気づきになっただろうか
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