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「お、遅れてすみません」
教室に入ってきたのは美園でしたー
帰ってくんな美園
さようなら美園
掘られたか？美園
言いたいことは山ほどあったが、声に出しては言えなかった
だって先生がいきなり無言でチョークを折りながら殺気だたせ始めたんですもんｗｗ怖いおｗｗｗ
「せ、先生…チョークを折ってどうしたんですか？」
美園は青ざめながら翼先生に問う。
翼先生は手をとめ、美園を睨むように見た
「どうして？
どうしてですって？
そんなの決まってるじゃないですか、今の私は怒っているのですよ？」
先生は自分の脚の横にある小さな箱からチョークを大量に取り出すと、まるで狂ったかのように叫んだ
「ひぃやぁぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあぁあぁぁぁああばばばばばばばばばばばばばばばばばＷＲｅｙｙｙｙｙｙｙｙ死にさらせぇぇえぇぇぇえぇぇえぇぇぇえぇぇえぇぇぇえぇぇえぇぇぇえ」
バキっと束になっていたチョークを折った後、拳で何度も殴りチョークを粉々にした翼先生……どうかしてるぜ
翼先生の奇声によって眠りから目を覚ましたクラスメート達は
ざわ……ざわ…
と言いながらリアルカイジをやっている
「……神谷美園さん」
「は、はい！」
「この無惨な姿になったチョークのようになりたくなければ、早く席につきなさい」
「はい！」
顔を青ざめさせたまま走って席につく美園
あいつ、翼先生に怯えていやがるぜｗｗ別にチョーク粉々とか普通じゃね？ｗｗお、俺なんか小指で少し触るだけでチョーク粉々にできるんだからなｗｗｗいや嘘じゃねぇよｗｗｗ俺の力すげぇからｗｗ豆腐を潰せる程の握力もってるしなｗｗｗ
俺の膝小僧が笑ってやがるぜちくしょう
べ、別に翼先生に怯えてるわけじゃないんだからな
チビってもないんだからな
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