第二話 危険と安全は紙一重

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その中にいたリーダー格の男が中の様子を見て青ざめる。 「ちっ、半分もやられたか・・・。 仕方ねえ、逃げるぞ!」 「逃がすか!」 回れ右をして港の入り口に止めてある車まで逃げようとするが、隠れていた史郎に攻撃される。 「くそがっ、しつけーんだよ!」 一人の男が史郎に向けて発砲する。 しかし、史郎は間一髪で避けながら間合いを詰め、発砲した男や周囲の敵を斬り付ける。 その間にリーダー格の男は逃げようと走り出す。 「こうなったら、武器だけでも持ち帰って・・・。」 「どこへ行くつもりだ?」 後ろから声を掛けられ、振り向く前に後頭部に史郎の手刀が叩き込まれる。 そして、倒れた男の隣に落ちていた武器の入った箱を回収した。
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