無駄に永く

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老人の住むアパートの外…… 買い物帰りの隣の主婦が、その前を通りかかる。 「?……今、声が……」 主婦は、アパートのドアに耳を近づけた。 『オギャ……オギャア!』 聴こえたのは、赤ん坊の泣き声だった。 「変ね……この部屋、確かおじいさんの一人暮らしじゃ……?」
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