ショートショート極

ソッチか……！

Ｂ美とＤ男……絵に描いたような美男美女のカップル誕生か……？

ここまで完成されつつある『一方通行』の流れを変えるのはキミしかいない！

自らの失恋にもめげず、私のテンションは奇妙に上昇していた。

「コクりなさい！」

私はＢ美にソレを命じていた。

そして……その時は訪れる。

校舎裏の二人……と、それを覗き見る私(恥)。

結果は……

涙を流し走り出したＢ美の姿が示していた……。

「待って……！」

私の声は届かずＢ美は、その場を去ってゆく。

それを追いかけようとする私の腕を誰かがつかむ。

「Ａ子……見てたのか？」

それはＤ男である。