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「アンタ……B美になんて言ったの?」
珍しく攻撃的に私はD男に言った。
「それは……」
D男の瞳が潤む……そして、私を見つめていた。
(この流れ……ま、まさかっ!?)
D男の視線に、私の心は騒ぐ……
D男はイケメン……私はもともとB美とD男がお似合いだと決めつけていたのかも知れない。
だから、気さくで親しみやすいC太に気持ちが……?
「俺……実は……」
私の腕をつかんだまま……
夕陽に照らされたD男の顔が、いつもに増して格好良く見える。
(そんな……私……どうすればいいの?)
胸の高鳴りが止まらないまま……
私はD男の言葉を待っていた。
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