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悠は頭が良いから、どんな高校でも余裕だろうけど。
あたしは、悠と同じ高校に行きたいから一生懸命勉強してる。
悠がどんな偏差値の高い高校を選ぼうと、合格できるように。
二人だけでいられるのなんて、この登校だけで。
高校が別れちゃったら、この時間でさえなくなっちゃう。
「瑠依?」
悠と歩いてるのに別のこと考えてたから、名前を呼ばれたのに気づいたのは少しあと。
「え…何!?どうかした?」
「いや、なんかぼーっとしてたから」
「そ、そうかな!?ちょっと考え事してただけ!」
「ふーん」
再び沈黙。
んーと、なにか話さなきゃ…!!
「あ、そういえば亜希ちゃんは?」
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