◇に

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………夢を見た。 まだ楽しかった頃の夢を。 僕が笑って、 日向も笑って… 優真が笑顔で… まだ恋愛なんて知らない、友達同士でじゃれるのが楽しかった頃の… ねぇ、優真 優真は幸せだった? 好きになった人に抱かれて、ただの性欲道具だったとしても… 僕があの日、優真を1人にしなければ… 優真は… 死なずにすんだのに 「……き……にき!……兄貴!」 目を覚ますと、目の前に日向が泣きそうな顔でいた。 何で日向がいるんだろうか… 「よかっ…兄貴…先生に抱き抱えられて帰ってくんだもん…そのまま丸1日起きねぇし…あに、兄貴も…目…覚めなかったら…っ」 ……日向 「…なた………ごめ…ね」 「あに…きー…」 石垣先生は、僕を家に連れて帰ってきてくれたらしい。 それから丸1日魘されている僕を見て、日向は付きっきりで看病してくれた。 それなのに… 日向に辛い事を思い出させてしまった。 ごめん… ごめんね、日向。 ,
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