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たたかいが終わりました。
王国は勝ちました。
王国の人々はとても喜びました。
けれど女王様だけ、なぜかさみしそうでした。
いつもいたはずのキマが、どこをさがしてもいないからでした。
みんなが喜んでいる中で、一人だけ、女王様はさみしそうでした。
王国で、たたかいに勝ったお祝いのパーティーが開かれました。
女王様はまた、派手なかざりのついた黒いドレスを着ていました。
けれど、女王様はまださみしそうな顔をしていました。
パーティーの途中で、一人の男の人が、女王様に近づきました。
男の人は云いました。
「私は、女王様の側にいらっしゃった、男の子の居場所を知っています。」
女王様は喜んで、その男の人にキマの居場所を聞きました。
その男の人は、宮殿の裏の森の中にあるうつくしい花畑、と云いました。
女王様は、キマが、自分の誕生日にくれた花のお礼をした時に行った花畑だと気づいて、さっそく行ってみることにしました。
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