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あのコンビニ店員はきっと良い死に方はしないと思う。
いや、ほんとに。
人がカレー食ってるほんの少し先ではフンドシが用を足してるし。
いやね、もうね、なんかね。
「はぁ…」
「ハフッハフッ」
フンドシがつぶらな瞳でこちらを見ている。
「何見てんだよ。そんな目で見るんじゃねぇ」
「ワフッ」
良いな、お前は何も考えなくて良いからさ。
俺もそっちに行けたらなぁ。
ワザと姉貴の部屋で排泄行為してやるわ。
「…あー、犬になりてぇ」
少しだけ、長政の気持ちが理解できた気がした一日だった。
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