恐怖

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  姉と口喧嘩した夜、俺は布団に入っていた 俺(なんか隣のお姉ちゃんの部屋がうるさいな……何してんだ?) 姉の部屋の電気が消える 俺(やっと寝たか……) 暗闇の中足音が…… 俺(な、なんや……) ドスッ!と何かが俺の上にのしかかった 姉「殺してやる!殺してやる!!殺してやるッ!!!」(馬乗りの状態から俺の顔を目掛けてカッターナイフを降り下ろす) 俺「なんなん!?なんなんこれ!?」(必死でカッターナイフを受け止める) 姉「お前が悪い!私は悪くない!だから殺してやるッ!!」 俺「ワケわからん!!落ち着け!!」(マジびびり。何度も枕にカッターナイフが突き刺さる) 姉「死ね!お前なんか死ねばいい!!」 俺「お前どんな神経してんだ!!」 俺・体重23キロ。運動とは無縁姉・体重35キロ。男よりも男らしいと評判。縄跳びは三重跳びをバンバン跳ぶ(当時) 30分の攻防の末、疲れと眠気に負けた姉が退散。おかげで今日まで生きてこれた 俺は疲れと緊張が解けたせいでよく眠れた。今思うと、なんでそのまま親に泣きつかなかったのかと不思議で仕方ない そんな姉も今では自他共に認めるブラコン
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