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それが起こったのは学校からの帰宅途中だった。
急な雨である1軒の使われていないおんぼろ小屋を見つけ、雨宿りしていた。
「こりゃしばらく止みそうにないな…」
窓から外を眺めながら、俺は鞄からタオルを出し頭を拭いていると…
チリ…ン…チリリ…
どこからか鈴の音が聞こえる。
使われていないと思っていたこの小屋に人がいるのか?
なら挨拶をしてしばらく雨宿りさせてもらおう。
そう思って音のなる方へと進んでいく。
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