Strong Darkness

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「面白い物……?」 「うん、何か面白い物とか見たならそれを私に聞かせてよ、新聞のネタにするんだ」 そうルーシェが言うとウォンはむーっと唸りながら言う。 「面白い物と言うか……昨晩ならちょっと不思議な物を見たかも」 「え、何々聞かせてよ」 ズイズイと聞き入るルーシェ、そんなルーシェにウォンが昨日の記憶を呼び覚ましながら言う。 「ええと……昨日のだいたい夜の8時ぐらいかに俺が学園内を一人で歩いてたら、中庭の方辺りから何か強い光みたいな物が見えたんだ」 「……強い光?」 アルが首を傾げながら言うウォンは言う。 「ああ、何だかよく分からないが……何かがピカッと発光していたんだ……それぐらいかな話なんて」 そうウォンが言い終わるとルーシェは「成る程」っと笑っている。 「『学園内に突如発生した謎の光、果たしてその正体は!?』ってか……うん、なかなか面白そうな記事になりそうだよ」 そう言うルーシェにウォンは「まあ、ただ光っただけで他には本当に何もなかったぞ」と苦笑しながら言う。
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