猫は××のモノ

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だけど…… ―ドカッ 霧は俺から手を離すと、青猫に向き直って、青猫の腹部を正確に蹴った 青猫の身体は、綺麗にセットされた 机の上に落ちて行った 黄「青猫ぉ?!」 黄猫が慌てて駆け寄る だけど青猫はぐったりとして 口からは、微かに血が流れ出していた 黄「青猫?!しっかりしろょ」 黄猫が青猫の身体を揺さぶる だけど青猫は、全く動かなかった    ―――………死………――― 脳裏に、その一文字が浮かび上がった 嫌だ……、もう失いたくない 霧「猫、動かないでね? 動いたら、此所にいる皆を皆殺しにしちゃうから」 時「っ……――?!」 駆け出そうとした、足を止める それを見て、霧は満足したようで 歪に微笑んだ 霧「緑王…目隠しを」 緑「あぁ、わかったよ」 そう言うと、緑王さんは 俺の目に布を巻き付けて縛った 視界が真っ黒に染まる 緑「猫には刺激が強いから しばらく、こうしていてね?」 背後から緑王さんの声が、聞こえたと同時に、抱き締められる
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