第三章『偶然の再会』

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病室について中に入り由奈をベッドに寝かせナースコールを押した そしたらすぐにナースは医者を連れて来た 医者は由奈の様態を見て 医者「第一段階に入りました」 と言って去って行った ナースも続けて病室を出て行った 俺はナースの人達が出て行ったと同時にちょっと気になっていたことを聞いた 「『第一段階』ってなに?」 由奈「・・・私、珍しい病気にかかったの。名前も治療法も何にもない病気に・・・」 「『病気』!?由奈が?」 由奈「えぇ。そうよ。第一段階に入ると進行はあっと言う間で歩けなくなり、喋れなくなり、そのまま・・・死んで行くの。眠るようにね・・・。」 「じ、じゃあ由奈が優馬と別れたのって・・・」 由奈「そうよ。優馬に悲しい思いをして欲しくなかったから」 「やっぱり・・・。よ、余命は?」 由奈「後2ヶ月」 「『2ヶ月』!?み、短すぎる・・・」 由奈「私も初めて知った時はそう思った『何で私なの?』って・・・。でも今は『残りの人生を楽しみたい』って思ってる」 「そっか・・・。優馬には言わなくていいの?」 由奈「うん・・・。優馬の重荷にはなりたくないし。」 「そっか。じゃあ秘密にしとく。」 由奈「ありがと、優馬。」 「いいえ。じゃあ俺はお見舞いに来てもいいかな?」 由奈「いいよ。ただし優馬と咲也には内緒ね」 「わかった」 俺はそう言うとしばらく碧と話して家に帰った これからおきる悲劇を知らずに・・・
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