卒業アルバム

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「私も書きたいな、柴田くんのに」 「別にいいけど」 「やった!」 柄本が笑いながら手をパンっと合わせた。 コイツの笑顔を見るのも、今日で最後か。 そう思うと何だろう、 少しだけ心に穴が空いたような感じがする。 なんて、俺かなり詩人じゃね? 告白なんてハズカシイ事も出来る訳もなく、ありきたりな事を書いて柄本に渡す。 と同時に、柄本も書けたらしい。 「ハイ、書けたよ」
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