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ドサッ!
「うお!」
驚いたな。手の込んだ落とし穴か?
「・・・ん?ここは何処だ?」
見渡す限りの緑、緑、緑。
どう見ても森だった。
「どういうことだ?」
俺は穴の中をまっすぐに落ちて行ったはずだが・・・
「考えても始まらないか・・。」
とりあえず誰かに出会って此処が何処かを聞くか。
恐らく日本ではないだろうな。
よく分からんキノコとか生えてるし・・・。
しばらく歩いていると、
「ん?なんだ、あれ?」
目の前に汚い石像が現れた。
全体的に土や、泥で汚れており、しかもたくさんの蔦が絡んでいた。
所々欠けているし、とても不気味だな。
どう見ても手入れなんかされてないが、俺はなぜかその石像が気になってしまった。
誰も手入れをしていない。
誰もしたがらない。
ならば俺がするだけだ。
誰もしていないことを俺がする、なんて素晴らしいんだ。
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