第4章 空無き世界の光る天蓋

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第4章 空無き世界の光る天蓋

(28) 碧色の森泉国(イエメルアーダス) ・・・  「…以上が、現在の戦況です」  「あまり褒められた状況でとは言えぬな。ジストン中尉」  私の報告を国軍総司令としての渋い顔で聴いていた碧色の森泉国(イエメルアーダス)ダルガバス宰相は、他の衛士たちに聞こえないように声を潜めて付け加えた。
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