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◇◇◇Prologue◇◇◇
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
“私はあるとき些細な能力を得た”
それに対し貴方達は廚二病だと笑うだろう。
もちろん、私だって自覚してる。認めたくない。
もし、街中で誰かが能力を得た事を人前で堂々と宣言し能力を発動たらどうなるだろうか。
それが大道芸やマジックの域なら問題はない。しかし、仮にその能力が漫画や小説に出てくるものと大差がないものだとしたらどうだろうか。
人々はそれを無視して生きていくことは不可能に近い。
そして、この地球で生きている人間は能力を得た人間に勝ち今の生活を維持することが出来るだろうか。
高校生の私には結果を決めつけることはできない。
それが普通でそんな空想的な事を予測する時間があれば、目の前にある問題を解決するために努力する方が人間的だと思う。
でも、今の私はそれもに飽きてしまった。
正確には、数学の宿題が解けないから、こうして夢の世界へ出掛けている最中なのだけど。
唐突だけど、近いうちに世界は今ある状態を維持出来なくなる。
予言とでも言えばいいのだろうか。
私の得た些細な力の片鱗がそう訴え掛けてくるから。
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