第2話「偽の笑顔の裏側に」

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その夜、美姫は孝兎にメールを送った。 藤代先輩へ 先輩は笑ってる時が一番いいですよ。 もちろん心からの笑顔の時(^o^)v 美姫のメールを見て孝兎の口元は揺るんだ。 横にいる真也はその姿を見て不思議に思った。 「孝兎、何見て笑ってるんだ?」 孝兎は無言でメールを見せた。 「なるほど・・」 真也はクスリと笑って孝兎に借りた辞書を持って部屋を出た。 「あーあ。孝兎もか・・・」 真也の呟きは誰もいない廊下に消えて言った。
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