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その夜、美姫は孝兎にメールを送った。
藤代先輩へ
先輩は笑ってる時が一番いいですよ。
もちろん心からの笑顔の時(^o^)v
美姫のメールを見て孝兎の口元は揺るんだ。
横にいる真也はその姿を見て不思議に思った。
「孝兎、何見て笑ってるんだ?」
孝兎は無言でメールを見せた。
「なるほど・・」
真也はクスリと笑って孝兎に借りた辞書を持って部屋を出た。
「あーあ。孝兎もか・・・」
真也の呟きは誰もいない廊下に消えて言った。
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