羞恥

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「止めて!! いやぁ!!」 「切なくて、もどかしくて堪らない? 目隠しされてると感度が上がるって言うし……キツイわよね。もっと欲しい?」 「欲しくなんかない!! いやぁ!! 止めて!! ここから下ろして!!」 首を振り、激しく身をよじらせる十字架の女。 「そう? の割には身体はそう言ってないみたいだけど? 両足こすりあわせたりして……ここもこんな風にして」 そう言いながら、両胸のつぼみを優しく爪で引っ掻く。 「ああ!! 止めてぇ!! も……こんなのやだぁ!! 助けて!!」 「それは無理なんじゃない? だって……」 爪で胸のつぼみを引っ掻きながら、続ける。 「あんたの彼氏……あんたが縛られて男達からなぶられてるの見て……元気になってるんだもん」 女がニヤリと笑いながら、僕の方に視線を向けた。 「あなたの彼氏……とんでもない変態だね。自分の彼女をこんな舞台に上げてさ。あなた、なんて言われてここに来たの? 借金があるからとかなんとか言われて騙された?」
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