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そこには女子学園にはいるはずのない男子が
ぞろぞろと正門をくぐっている。
陸「?」
茉「なんだあれ?」
輝「わかんない…。」
先程まで騒いでいた茉理と輝唯も騒ぎに気付き
隣に立っていた。
奈「あー、あれね。」
茉「奈々知ってるのか?」
奈「えぇ。」
輝「なっちゃん!!あれなに?」
陸「何?」
私を含め3人は首をかしげ、頭にはハテナマークが付いている。
奈「あれ?皆聞いてない?」
首をかしげる私達が不思議なのか
奈々も首をかしでだした。
輝「何をー?」
そんな奈々に輝唯は問いかける。
奈「学園長が桜沢学園の理事長と結婚したのよ」
陸「え?」
茉「はぁ?」
輝「えぇーーーーーーーーー!!!」
桜沢学園‐サクラザワガクエン‐はお金持ち学園。
藤代学園もそれなりの金持ち学園だ。
だが藤代学園は女子学園…。
桜沢学園は男子学園。
今まで触れ合うことのなかったこと。
朝からついてない私。
陸「ボソ…どうなるの?」
私の呟きは誰にも届くことなく空気に交ざった。
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