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――数日後
僕の体は日に日に弱くなってって…、体を動かすのすら億劫になりあまり食欲もない。
もうすぐ死ぬのかな…なんて他人事のように思っている自分がいた。
「レン、起き上がれるか?」
「ごめんなさい…上手く力が入らないんです。」
「大丈夫だ、ちゃんと支えてやるから、謝らなくていい」
そう言って頭を撫でてくれる。
櫂の優しさが…辛い。
本当は誰よりも辛いはずなのに、そんなこと一つも言わないでこうしてくれる。
「どうした?急にうつむいて。」
「櫂、ずっと僕の側にいること無いんですよ?」
「何を急に…。」
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