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そんなこと…。
その後は嬉しくて、でもすごく悲しくてどうしようもなくて子供のように泣きじゃくることしか出来ない僕を櫂は、優しく抱き締めてくれた。
それからは…疲れきって多分寝てしまった。
―それからずいぶんたって夏が来た。
櫂は相変わらず、毎日、僕のところへ来ては世話をしてくれて…。
でも最近は相変わらず、ダルいのは治らなくてむしろどんどん酷くなって目を開けるのも億劫で、ほとんど寝てばかりで、櫂が居てもまだ夢の中のような気分でよく…憶えていない。
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