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しかし全くその通りだ。なぜデートなのにここに来たんだろう。 サラは自分が提案したことを思いだし苦笑した。ならば今度はジオに決めてもらおうと、ジオに訊いてみる。 「無難にマステアじゃね?」 ですよね。 サラたちは一度王宮に戻り、カイルに会いに行った。もれなくガブリエルもついてくる。 予想通り部屋にはカイルとガブリエルがいた。二人いわく付き合ってはいないそうだが、特別仲がいい。 「あ、サラだ♪」 「どうかした?」 カイルもガブリエルも暇らしく、互いの趣味に没頭していたらしい。カイルは読書、ガブリエルは大鍋で何かを作っている。 リアルな魔女のイメージがガブリエルと重なった。
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