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悪魔が去った新しい世界は、きれいです。
ボロボロになった街をせっかくだからきれいにしようとして、世界中のみんなが頑張った。おかげで世界はより素晴らしくなった。
サラは左腕の傷を眺めていた。やっぱり消えないんだろうなと右手で擦ってみる。
首にも蛇の刻印があるから、かなり嫌だ。今や効果のない刻印だからこそ、消えてほしいのだけれど。
残念ながら望み通りにはいかないわけで。春にもなると暖かくなってくるから、長袖とかじゃ暑いし、隠せない。
でもジオが気にしないならいいか。
久しぶりの暖かい朝。白いワンピースを着て、今日はジオとデートってやつ。
一人でクスクス笑っていると、扉を叩く音がした。隊長格の部屋は住みやすい場所だ。
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