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ドアを開ければ青い髪の男がいた。すごくかっこよくて整った顔をしていて、隣に並んでいると釣り合うかなとか考えてしまったりする。
「準備できた?」
「できたよ。いつもデートってなるとワンピースなんだよね。」
「いいじゃん、似合ってるよ。」
実ははじめてジオが選んでくれた服だから、すごく好きなんだけど。特別な日ってなるといつも手に取ってしまう。
当たり前のようにサラに手を差し出すジオの手を、しっかり右手でつかむ。ポーチを忘れずに持って階下に向かった。
王宮の白い壁は昔から変わらないそうで、立て替えられた今でもその伝統はとどめている。
そんなこともあってか、王宮はなんだか神聖な感じがするのだ。
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