83人が本棚に入れています
本棚に追加
……………………。
……………………。
ゴソゴソ…………。
…………………ん?
ギュッ…………。
え?
何?
体が圧迫されてんだけど………
う~
なんなの?
眠たいのに………
「……咲ぃ~」
!!!
この声は―――――
「退かないとコロスよ?」
「うわっ!起きてたのか!?ってか、カタカナで言っても恐ろしいから!」
漢字がいやだっただけだ!
てか………
「どけ!!」
「わっっ!!……痛っ!咲~、突き飛ばさなくてもいいだろ?」
「……自業自得。」
「わぁーん。咲が怖い~!!」
キモ………
「で?」
何でここにいんのよ。
「で?って?」
「何でここにいんの?」
「起きたら咲がいないかったからきた。」
……。
あんたは1人で寝れねーのか!
「片付けごめんな。」
「別にいいって。」
珍しい。
蓮が謝ってる。
「飲みすぎた。」
「いつものことだよ。でも、今日はほとんどが爆睡だったね。優勝できたのが嬉しかったんだね。」
「まぁな。幹部は最後だったし?留年しなければ(笑)」
留年?
「あんたそんな馬鹿なの?よく進級出来たね……」
「勉強嫌いなんだよ!テストはいつも仁が出るところ教えてくれてる。」
仁……
出るところ分かるんだ。
仁は馬鹿じゃないって思ってたから心配はしてなかったけど。
敦也は絶対馬鹿だな。
「でも今回はヤバいな……」
「何で?」
「仁が教えてくれねーんだよ!!」
それが普通だよ……
最初のコメントを投稿しよう!