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「カレー出来たよ~!!」
「待ってました!咲のカレー!」
一番に席に着いたのは蓮。
そんなに腹減ってたのか?
「でも甘口だろ~」
と龍真。
「甘口……良かった。」
と敦也。
「甘口か……」
と仁。
「でわ!いただきます!」
「「「いただきます!!!!」」」
パク………。
我ながら上手にできたかも。
「「………。」」
ん?
みんなどうした?
「うまっ!咲天才!これ、甘口じゃねーみたいだ」
蓮はいつも中辛だから香辛料をいれておいた。
「甘口最高!」
敦也は辛いのダメだからね。
何も入れてないよ?
「これ……リンゴ入ってる?」
さすがだね龍真。
「うん。隠し味にちょっとね!」
「俺の甘口じゃねーよな……」
「あ……仁のはちょっと違うよ。家秘伝のだから。」
「ちょうどいい辛さだ。」
良かった。
みんな喜んでくれて。
「あ~うまかった!」
「お腹いっぱいだ。」
蓮と敦也食べるのはやっ!
「で…咲?明日どうすんだ?」
「そーだよ!仁が言うまで忘れてた、、」
蓮の場合、忘れててよかったんだけど。
「明日?」
「うん。」
明日ねぇー。
どうしよう。
会ってどうすんのさ……。
「なぁ。」
「何?蓮。」
「そいつ、咲が総長やってるって知ってんのか?」
「さぁ……」
ってか、何で許婚がいんの?
顔も見たことない奴と結婚?
有り得ないから。
相手は私の顔知ってんのかな?
まぁ、
「明日家に来るらしいから家に来てよ。」
「「行く!」」
「仁も来る?ってか、仁には来てほしいんだけど……」
「分かった。」
「よかった……」
仁がいないとこいつらの面倒一人で見なきゃいかんからね。
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