体育祭

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てな訳で………… 弁当作って学校に来たんだけど。 やっぱ不良高校だね。 頭カラフル。 鬼姫の奴らもいるけど、他の族の奴らもいる。 まぁそんな強くないが。 そんなことより、 私がいていいのか? 「ねぇ、そこの姉ちゃん!」 ? キモイ男1人に声掛けられた。 「こんなところに女の子1人でいちゃあ危ないよ?」 誰に言ってんだよ……… 「大丈夫ですので。」 あ~面倒だ。 「俺たちと遊ばねー?」 俺たち? ぞろぞろと不良たちがあらわれた。 へぇー。 私と遊びたいんだ。 「何して遊ぶの?」 「女の子と遊ぶのなんて一つしかないでしょ?いい身体してるし?」 ふぅーん……… 可哀想な奴ら。 「誰がお前らなんかと遊ぶか。」 「素直に聞いといたほうが安全だと思うけど?」 「帰っていいっすか?」 「生意気言ってんじゃねーよ!可愛いからって!!」 生意気言ってんのはそっちだろ? 「咲ー?あっ!何してんだよ!」 「敦也!あんたどこにいたのよ!」 「何?鬼姫の知り合いかこいつ?」 「咲に何してんの?」 「生意気言ったからちょっとお仕置きを?」 「ふーん。だから何すんの?」 敦也笑ってる。 冷たい笑みが妙に怖い。 てか、こいつらやってもいいの? 「咲に手出したお前らは………」 「なっ……何だよっ!」 「可哀想だね……」 「は?」 やっていいってことね! ラジャー敦也! 「咲いいよ!」 「何をする気だっ………うっ!」 バキッ ガシッ ボコッ 私は男たちを次々殴っていった。 残ったのは私に最初話し掛けてきた奴。 「何なんだお前っ!」 「蓮の彼女?でもって敦也の友達だよっ!」 バキッ 顔面を殴った。 これで男どもは全滅。 「だから言ったのに……可哀想な奴ら。」 「敦也みんなは?」 「あっそうだった!もうすぐ開会式!」 「頑張ってきな!」 「はいこれ!プログラム!」 敦也は私に渡して先に行った。 体育祭ってどんなのなんだろう。 不良高校なのにちゃんとプログラムあるし。スローガン? 何々? 『校内1強いクラスはどーこだ!』 はい? これって、スローガン? プログラム1は開会式。 ちゃんと出来んの? 「始めの言葉。」 「えー、今から体育祭を始めまっす!次、校長の話。」 敦也!? 適当だな……… 「君たち!少しのやんちゃは許すがやり過ぎると一週間の罰掃除&雑用があるからまぁ頑張ってくれ!」 「「おおぉ!!!!」」 やんちゃは許すんですか……… しかも罰掃除&雑用って、 不良がちゃんとやるの?
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