83人が本棚に入れています
本棚に追加
てな訳で…………
弁当作って学校に来たんだけど。
やっぱ不良高校だね。
頭カラフル。
鬼姫の奴らもいるけど、他の族の奴らもいる。
まぁそんな強くないが。
そんなことより、
私がいていいのか?
「ねぇ、そこの姉ちゃん!」
?
キモイ男1人に声掛けられた。
「こんなところに女の子1人でいちゃあ危ないよ?」
誰に言ってんだよ………
「大丈夫ですので。」
あ~面倒だ。
「俺たちと遊ばねー?」
俺たち?
ぞろぞろと不良たちがあらわれた。
へぇー。
私と遊びたいんだ。
「何して遊ぶの?」
「女の子と遊ぶのなんて一つしかないでしょ?いい身体してるし?」
ふぅーん………
可哀想な奴ら。
「誰がお前らなんかと遊ぶか。」
「素直に聞いといたほうが安全だと思うけど?」
「帰っていいっすか?」
「生意気言ってんじゃねーよ!可愛いからって!!」
生意気言ってんのはそっちだろ?
「咲ー?あっ!何してんだよ!」
「敦也!あんたどこにいたのよ!」
「何?鬼姫の知り合いかこいつ?」
「咲に何してんの?」
「生意気言ったからちょっとお仕置きを?」
「ふーん。だから何すんの?」
敦也笑ってる。
冷たい笑みが妙に怖い。
てか、こいつらやってもいいの?
「咲に手出したお前らは………」
「なっ……何だよっ!」
「可哀想だね……」
「は?」
やっていいってことね!
ラジャー敦也!
「咲いいよ!」
「何をする気だっ………うっ!」
バキッ
ガシッ
ボコッ
私は男たちを次々殴っていった。
残ったのは私に最初話し掛けてきた奴。
「何なんだお前っ!」
「蓮の彼女?でもって敦也の友達だよっ!」
バキッ
顔面を殴った。
これで男どもは全滅。
「だから言ったのに……可哀想な奴ら。」
「敦也みんなは?」
「あっそうだった!もうすぐ開会式!」
「頑張ってきな!」
「はいこれ!プログラム!」
敦也は私に渡して先に行った。
体育祭ってどんなのなんだろう。
不良高校なのにちゃんとプログラムあるし。スローガン?
何々?
『校内1強いクラスはどーこだ!』
はい?
これって、スローガン?
プログラム1は開会式。
ちゃんと出来んの?
「始めの言葉。」
「えー、今から体育祭を始めまっす!次、校長の話。」
敦也!?
適当だな………
「君たち!少しのやんちゃは許すがやり過ぎると一週間の罰掃除&雑用があるからまぁ頑張ってくれ!」
「「おおぉ!!!!」」
やんちゃは許すんですか………
しかも罰掃除&雑用って、
不良がちゃんとやるの?
最初のコメントを投稿しよう!