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「「カンパーイ‼」」
鬼姫倉庫にて打ち上げ。
料理はもちろん私が作った。
約束だったしね……
「優勝だぁ!!!!」
楽しそうだ………
蓮たちにとっては最後の体育際だったもんね。
「咲~!何作ってんのか?」
「唐揚げ!」
蓮が台所を覗いてきた。
「うわっ!うまそ~1つも~らいっ!!」
「あっ!」
パクッ!
「ん~うまい!」
「つまみ食いダメだってば!」
「えへへ!」
えへへじゃないよ。
男が気持ち悪い。
「蓮ー!飲むぞ!咲も来いよ~」
敦也………
完璧に酔っぱらってる。
「蓮、行ってきな?私これ作って行くから。」
「ああ。あいつ出来上がってんなぁ。」
「今日ぐらいいいよ。」
「じゃあ俺も今日くらい甘えてもいいってことか?」
「あんたはいつもでしょ………」
何かと抱きついてくるんだから。
今もほっといたけど後ろから抱きついてるし。
「俺はひっついてるだけ、甘えてないの!」
何を言い出すんだこやつは………
「それは甘えてるって言うの!分かったから敦也のとこ行ってて?」
「分かった……」
やっと行ったよ。
蓮の変わりっぷりには困るよ。
喧嘩ばっかで張り合ってたのに今じゃ甘えてばかりだ。
悠やまっちゃんが見たらビックリするだろうな。
私もビックリしたもんな。
恋愛なんてしないと思ってたのに。
「咲ー!早よ来んと酒無くなるぞ?」
「敦也は飲みすぎ!龍真!私の酒残しといて!それから蓮!あんたは当分私に近づかないこと!」
「俺まだ飲むぞ~!!」
「残しといてやるよ!おいっ!敦也……マジで飲みすぎだって………」
「近づくなって何だよ咲~!!」
これで私の酒は確保できた。
敦也はまだ飲むんか……
「ひっつきすぎなんだよ蓮は、咲が嫌がるのわかる!」
「俺、ひっつきすぎか?」
「俺はそう思うよ?」
さすが龍真!
私の気持ち分かってくれるか(泣)
いい幹部がいて嬉しいよ~
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