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「でさ~、俺ねーーー」
松本くんの話に相槌を打ちながらも、
「何名様ですか?」
遠くからバイトの女の子の声が聞こえてくる。
「2人です」
「カウンターになりますけどいいですか?」
あまり広くない店内だから、何となく会話が耳に入る。
「はい、いいっすよ。
ミネタは?」
ん?
ミネタ……?
段々声の主達が近づいて来るーーー
「ああ、俺もいいよ」
そして、真後ろでした声に思わず振り返った。
「「あっ!!」」
その瞬間、二人一緒に声が揃った。
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