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ぼくは自分のせかいに少女と一緒に帰ると、辺りを見回してみました。
すると、本当でした。
ぼくのせかいには、少女以外の女の子が消え失せていました。
でも、不思議と悪い気はしません。むしろ、少女が喜んでいたのでいいと思いました。
後々に聞くと、ぼくのせかいの女の子は別のせかいや少女のせかいに行ったそうです。少女のせかいの男の子も、ぼくのせかいや、別のせかいに行ったそうです。
それから、少女とぼくは、幸せに過ごしました。
朝も夜も、少女はぼくのせかいにいました。ぼくもその隣にいました。
ですが、いつからか少女は自分のせかいに帰る事がありました。
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