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「はあ?あんた何のために高校まで行かせてやったと思ってるの?学校っていうのは勉強だけじゃない、生き方だって学べる場所だっていうのに…」
「お母さんには迷惑かけないから!一人でやっていくもん!」
「バカ言ってんじゃないよ!お父さんがそんな…キャバクラなんて…聞いたら倒れるよ!」
「もう決めたから。卒業したら上京する。」
「あんたねえ…はぁ。世の中舐めてるでしょ?」
結局母は首を縦には振らなかった。
父親にはなんとか嘘をついて就職のため寮生活をすると言ったらしい。
だけど母はフユミにいびつなおにぎりと浅漬けを持たせ、最後まで笑顔で見送った。
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